数字で見れば納得!水道代の節約効果を詳しく検証してみました | H O P S T E P S H U F U


数字で見れば納得!水道代の節約効果を詳しく検証してみました

水道光熱費の節約

水道料金は使用量が多いほど単価が高くなっていく従量料金制なので、節約している家庭も多いのではないでしょうか。

でも、節約をしていても比較対象がないと「節約出来ているのか?」「節約効果はどのくらい?」と実感がわきませんよね。私もそんな1人でした。

そこで、水道代の節約がどのくらい効果があるのかを計算してみることに!ぜひ、水道代の節約の参考にしてみて下さいね。

水道代節約の目安に!全国の世帯別平均支出額を確認

まずは全国約9000世帯を対象として調査を行っている「家計調査結果」(総務省統計局)の『世帯人数別の1か月の上下水道料』の全国平均と比べて、家庭の水道代が節約が出来ているかを確認してみて下さい。

表は1か月分の水道代ですが水道料金は2か月ごとの請求なので注意してくださいね。

 2014年2015年2016年
1人世帯 2,029 2,092 2,145
2人世帯 4,133 4,222 4,160
3人世帯 5,230 5,326 5,371
4人世帯 5,904 5,978 6,044
5人世帯 6,758 7,173 6,932
総世帯平均 4,811 4,958 4,930

出典:「家計調査結果」(総務省統計局)
家計調査 / 家計収支編 2014年~2016年年報(総世帯)-4.世帯人員別 詳細結果表内【上下水道料】』
を編集して作成

※家計調査は、統計理論に基づき選定された全国約9千世帯を対象として、家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査しています。

※後述の計算に用いるデータの年に合わせるため2014年~2016年のデータを利用しています。

我が家は無理のない範囲の節約で1人世帯の平均支出額とほぼ同額に抑えられていました。節約効果が目に見えると節約を頑張るためのモチベーションも上がりますね。

水道代を計算する上で利用したデータ

※水道料金は地方自治体によって異なる上、総使用量によって単価も変動します。この記事で計算している水道代と住んでいる地域での水道代が大きく異なる場合があります。

1.世帯人数別のひと月あたりの平均使用水量

東京都の水道局が水使用量の実態調査を行ったデータがあったので、そのデータを参考に計算をしました。

世帯人員別の1か月あたりの平均使用水量
世帯人員使用水量世帯人員使用水量
1人8.2m³4人24.3m³
2人15.9m³5人28.5m³
3人20.4m³6人以上33.9m³

※出典:東京都水道局 平成28年度生活用水実態調査(水の上手な使い方 | くらしと水道 | 東京都水道局より)

2.1ℓあたりの水道代(神奈川県平均値)

水道料金は私が在住している神奈川県の県営水道(横浜市・川崎市は市営水道)の全ての市町村の上下水道料金の平均値を算出したものを計算に利用しました。

また、水道料金は基本的には2か月分の使用量を請求されますので、前述『世帯人員別の1か月あたりの平均使用水量』の使用水量を2倍し、2か月分の水道代の1ℓあたりの単価を計算しました。

1ℓあたりの単価が世帯人数ごとに異なるのは、総使用量によって水道料金単価が高くなるためです。使えば使うほど単価が高くなるため、必然的に世帯人数が多い方が単価が高くなっています。

世帯人数

A:2か月分の
平均水量

B:2か月分の
水道料金
1ℓあたりの
水道代(B÷A)
1人16.4m³ 3271円 0.19円
2人31.8m³ 7006円 0.22円
3人40.8m³ 9458円 0.23円
4人48.6m³ 12056円 0.25円
5人57m³ 14681円 0.26円
平均38.9m³ 8868円 0.23円

※項目A:前項目、1.表の1か月あたりの平均使用水量を2倍にしたもの
※項目B:Aの使用水量に対応する上下水道料金(神奈川県営水道、横浜・川崎市水道の平均額を算出)

3.家庭での水の用途別割合と使用量

家庭内のどの場所でどのくらいの水が使用されているかの割合と、水の用途別の使用量目安も東京都水道局にデータがあったので参考にさせてもらいました。

東京都水道局 平成27年度 一般家庭水使用目的別実態調査

用途別使用量の目安
用途使い方使用量CO2排出量
洗面・手洗い1分間流しっぱなしの場合約 12リットル約 2.4グラム
歯みがき30秒間流しっぱなしの場合約 6リットル約 1.2グラム
食器洗い5分間流しっぱなしの場合約 60リットル約 12グラム
洗 車流しっぱなしの場合約 90リットル約 18グラム
シャワー3分間流しっぱなしの場合約 36リットル約 7.2グラム

13ミリメートルの胴長水栓で水圧0.1メガパスカル、ハンドル開度が90度の場合、1分間に約12リットルの水が流れます。

出典:水の上手な使い方 | くらしと水道 | 東京都水道局

『1.世帯人員別のひと月あたりの平均使用水量』と『3.用途別割合と使用量』を元に、使用場所ごとの1か月の水の使用量を算出すると、次の表の通りになります。

使用場所別の1か月の水使用量 
世帯人数平均使用水量/月風呂40%トイレ21%炊事18%洗濯15%洗面他6%
1人8.2m³3.28m³1.722m³1.476m³1.23m³0.492m³
2人15.9m³6.36m³3.339m³2.862m³2.385m³0.954m³
3人20.4m³8.16m³4.284m³3.672m³3.06m³1.224m³
4人24.3m³9.72m³5.103m³4.374m³3.645m³1.458m³
5人28.5m³11.4m³5.985m³5.13m³4.275m³1.71m³

水道代の節約効果

計算に必要なデータが揃ったので、ここから水道代の節約効果を計算していきたいと思います。

『3.用途別使用量の目安』では「1分間に12ℓ」で計算をしています。12ℓでは分かり辛いですが1秒で200mlの水が溜まると考えると、かなり勢いよく流していますよね。

試しに我が家のキッチンで、水栓全開で1秒に溜まる量を計ってみた結果は…

シンク下部分にある止水栓を全開にしていないため、全開の水量でも「約1秒で100ml」の水量でした↓

画像では分かりにくいですが…。流れる水が白っぽく見えるほど流している場合は1分間に12ℓ流れているかもしれません。

水量を減らすことによる節約効果

1か月に使用する世帯数ごとの平均水量を80・60・50%に節約できた場合の水道代を計算してみました。

総使用量によって水道料金単価が変化しますが、計算上は無視して『2. 1ℓあたりの水道代』で算出した各世代ごとの単価を水道代/ℓとして計算しています。

月間平均使用水量を減らした場合の水道代(単位:円)
世帯人数
(月間平均使用水量/ℓ)
月間平均使用水量に対する使用率
100%80%60%50%
1人世帯(8200ℓ)15581246.4934.8779
2人世帯(15900ℓ)34982798.42098.81749
3人世帯(20400ℓ)46923753.62815.22346
4人世帯(24300ℓ)6075486036453037.5
5人世帯(28500ℓ)7410592844463705

※1ℓ単価は『2. 1ℓあたりの水道代』で算出した各世帯人数ごとの単価で計算。

水道の使用量を80%に抑えるだけでも1か月で2人世帯で約700円、4人世帯では約1200円の節約になることになります。

水道代は2か月ごとの支払いなので、支払い額が2人世帯で約1400円、4人世帯で約2400円減ると考えると節約の効果は高そうですね。

水道使用時間を減らすことによる節約効果

手洗い・洗顔・歯磨きの時など、石鹸などで洗っている間は水を使っていませんが「すぐ使うから」と、水を出しっぱなしにしてしまうことが多いと思います。

1人1人が水を出す時間を少しでも短縮するとどのくらい節約効果があるか計算してみました。

1分間に流れる水量を12ℓとして、水の使用時間を1・5・10分減らした場合の水道代を計算しました。

使用時間別の水道代(単位:円)
世帯人数
(世帯人数別1ℓ単価:円)
水の使用時間
1分5分10分
1人世帯(0.19)2.2811.422.8
2人世帯(0.22)2.6413.2526.4
3人世帯(0.23)2.7613.827.6
4人世帯(0.25)31530
5人世帯(0.26)3.1215.631.2

1か月で1~10分程度の水道使用時間短縮では数十円の差ですが、1か月(30日)間に世帯人数全員が上記の時間の節約をしたらどうなるか計算してみました。

1か月・世帯人数全員分の使用時間別の水道代(単位:円)
世帯人数
(世帯人数別1ℓ単価:円)
水の使用時間
1分5分10分
1人世帯(0.19)68.4342684
2人世帯(0.22)158.47921584
3人世帯(0.23)248.412422484
4人世帯(0.25)36018003600
5人世帯(0.26)46823404680

1日5分水道の使用時間を減らすと、2人世帯で約800円(2か月分で約1600円)、4人世帯では1800円(2か月分で3600円)の節約になります。

2人暮らしで水道代が1人世帯レベルの我が家が実践している節約方法

2人世帯の1か月の全国平均水道料金は約4200円(2014~2016年の平均値)、2か月分の請求額だと約8400円となります。一方、我が家の水道料金は年平均で2か月請求分で約4000円弱なので、2人世帯の半分、1人世帯と変わらない金額です。

節水は心掛けているつもりだったので、平均よりは水道代を抑えられているはず!と思っていましたが、思った以上に効果が出ていたようです。

節約は心掛けていますが不便・不衛生になるのは嫌なので、ストイックな節水をしているわけではありません。取り入れやすいものもあると思いますので、参考にしてみて下さいね。

水使用量NO1のお風呂で節水は節約効果大!

東京都水道局のデータによると、お風呂での水使用量は平均使用水量の40%、2人世帯では1日212ℓ・1か月6360ℓになる計算です。お風呂で上手く節水出来ると節約効果が高いですよ!

頭や体を洗っている間はなるべくシャワーを止めることはしていますが、すすぎはキレイなお湯を使いたいし、シャワーがあるのに不便を感じながら頭を洗うなどはやりたくないので『湯船を張っている時はシャワーを使わない!』という節水は我が家ではやっていません。

良くも悪くも細かいことを気にしない旦那に、いちいち「シャワーの水止めて」「シャワーの水量多すぎ」とやり取りするのはお互いにストレスが溜まるだけなので、うちでは手っ取り早く「節水シャワーヘッド」を取り付けています。

お風呂での他の節約に関しては、別記事で詳しく紹介しているのでそちらを参考にしてみて下さいね。

トイレでの水道代節約方法

東京都水道局のデータによると、トイレでの水使用量は平均使用水量の21%、2人世帯では1日111.3ℓ・1か月3339ℓになる計算で、1人あたりの1日使用量は55.65ℓとなります。

昔のトイレは洗浄に約13ℓの水を使っていたようで、家庭での水使用率もお風呂を上回りNO1でした。ちなみに、我が家のトイレは大で8ℓ小で6ℓでした。

トイレに関してはトイレを我慢するわけにはいきませんし、タンクに何かを入れてトイレの洗浄水量を減らしてしまうと詰まりなどのトラブルを起こす危険もあるようなので、特に節約は行っていません。

思い切ってトイレをリフォームして節約する方法も

1回の洗浄水量は古いトイレでは13ℓ、ひと昔前のトイレは8ℓですが、最新のトイレでは4.8ℓにまで節水されているものが多いようです。

リフォームを考える年数のトイレの場合は、毎日の水道代や故障した際の修理費なども考えると、最新タイプのトイレにリフォームをしてしまうのも良いかもしれません。

最新トイレに変えるといくら節約になるのか『2人世帯・トイレ回数1日7回・1ℓ単価0.22円』で計算してみました。

1日あたりのトイレの水道代

  • 洗浄水量13ℓのトイレの場合:40.04円
  • 洗浄水量8ℓのトイレの場合:24.64円
  • 洗浄水量4.8ℓのトイレの場合:14.784円

1か月(30日)あたりのトイレの水道代

  • 洗浄水量13ℓのトイレの場合:1201.2円
  • 洗浄水量8ℓのトイレの場合:739.2円
  • 洗浄水量4.8ℓのトイレの場合:443.52円

1か月で2人世帯でも約300~760円の差があります。トイレだけで2か月請求額で約600円~1500円の差になると考えると、最新のトイレの節約効果は高いですね。

10年間と考えると約36000~91000円の差額となり、4人世帯では単純に倍にして考えても7~20万円の差額となると考えるとリフォームをしても元が取れそうですので、最新のトイレに取り換えることを検討してみて下さいね。

我が家のトイレはウォシュレット一体型となっているため、ウォシュレットが壊れたタイミングで便器を最新のものにして、便座タイプのウォシュレットに交換するつもりですよ。

 

炊事での水道代節約方法

東京都水道局のデータによると、炊事での水使用量は平均使用水量の18%で、2人世帯では1日95.4ℓ・1か月2862ℓになる計算です。

炊事の中に食器洗いが含まれているのか不明なのですが、我が家では米のとぎ汁は洗い桶に溜めておき、料理中に使った調理器具や食後の食器を浸けて汚れをふやかすのに利用しています。

食器は食器洗浄機を利用して洗っていますが、ある程度汚れを落とさないと完全に汚れが落ちないので、食洗器に入れる前の予洗いとして使っています。

ちなみに汚れ落ちが悪かったので、食洗器は「洗い・すすぎ」に関しては時間や湯量を減らすような設定はしていません。

洗濯での水道代節約方法

東京都水道局のデータによると洗濯での水使用量は平均使用水量の15%、2人世帯では1日79.5ℓ・1か月2385ℓになる計算です。

我が家の洗濯頻度は基本は2日に1回、シーツなどの大物は週に1回ペースです。洗濯機は2人世帯としては大きめの8kgを使用しているのでまとめ洗いをしています。

行っている節約方法はベタですが「洗濯にお風呂の残り湯を使用」です。すすぎも残り湯を使うのは臭いとか汚れ面で気になるので『洗い』のみ残り湯を使用しています。

45ℓか54ℓの水量設定で洗濯をおこなうことが多いので、1か月の節約効果は…

  • 54ℓ×15回=810ℓ
  • 2人世帯1ℓ単価0.22円×810ℓ=178.2円

1か月で178.2円の節約

2人世帯の我が家では200円弱の節約でしたが、世帯人数が多く毎日洗濯をする・小さい子供がいて1日2回洗濯をするなど、洗濯頻度・量が多いと月4~500円ほどの節約になりそうですね。

洗面所での水道代節約方法

東京都水道局のデータによると洗面所での水使用量はその他と併せても平均使用水量の6%、2人世帯では1日31.8ℓ・1か月954ℓほどの計算と、家庭での使用量としてはあまり多くはありません。

使用時間も短い場合が多く「少しの間だから」と、ついつい流しっぱなしで歯磨きや手洗い・うがいをしている場合も多いかもしれません。

水道代としても2人世帯で1人1日3.498円・2か月請求分でも約420円ですが、少しの意識で節約効果は高くなっていくので気を付けたいところです。

歯磨き後のすすぎ・食器の予洗いなど流水でなくても支障ない場合はコップや洗い桶に必要な水を溜めて、流水を使っていない時は水を止めるなど、全員が少しずつ意識して使用時間・使用量を減らすと節約につながりますよ。