水使用率NO1!お風呂で節水を意識すると水道代がこれだけ節約になる | H O P S T E P S H U F U
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水使用率NO1!お風呂で節水を意識すると水道代がこれだけ節約になる

水道光熱費の節約

1日の汚れを落とすお風呂はシャワーに浴槽にと水をたくさん使っている場所です。

東京都水道局の調査によると家庭での水使用量の約40%がお風呂での使用分とのこと!

出典:東京都水道局 平成27年度 一般家庭水使用目的別実態調査

具体的にどのくらいの節水で水道代がどのくらい節約になるのか計算してみましたので、節約の参考にしてみて下さいね。

Ricca
Ricca

水の使用量が多いお風呂だからこそ節約の効果は大きいですよ!

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水道代の節約効果を計算をするための条件

節約効果を実感しやすくするために、水道代を計算して節約効果を数値化したいと思います。

水道料金は地方自治体によって料金が異なる上、使用量によっても料金が変動するので算出された節約金額とお住まいの地域で差がある可能性は高いですが、節約効果がどのくらいという目安にはなると思いますので参考にしてみて下さいね。

水道代を計算するのに参考にしたデータは以下の通りです。

  • 水道料金 :神奈川県の平均値
  • 水道使用量:世帯人数別の平均使用量
    ※『東京都水道局 平成28年度生活用水実態調査』のデータより
  • 1ℓあたりの水道料金:0.19~0.26円
    ※後述の記事で算出した金額

水道代の計算は別記事で詳しく紹介しているので、この記事では算出したデータを利用して検証しています。

浴槽に溜める湯量を少なくして節約

お風呂で1番水を利用していると考えられるのが「浴槽」です。

浴槽に満杯にお湯を張らなくても人が入ればカサが増すので、浴槽の7割ほどのお湯でも十分つかることが出来ますよ。

我が家の給湯器の湯量の初期設定は200ℓだったので、節約前を200ℓとして計算をしてみました。

浴槽の水道代(単位/円) 
※単価:世帯人数ごとの平均使用水量を元に算出
世帯人数
単価/ℓ
200ℓ水道代 160ℓ水道代 140ℓ水道代 100ℓ水道代
1日分 30日分 1日分 30日分 1日分 30日分 1日分 30日分
1人
0.19円/ℓ
38 1140 30.4 912 26.6 798 19 570
2人
0.22円/ℓ
44 1320 35.2 1056 30.8 924 22 660
3人
0.23円/ℓ
46 1380 36.8 1104 32.2 966 23 690
4人
0.25円/ℓ
50 1500 40 1200 35 1050 25 750
5人
0.26円/ℓ
52 1560 41.6 1248 36.4 1092 26 780

200ℓを全量とすると、160ℓは8割・140は7割・100ℓは5割の湯量・金額となります。

家族の人数や好みによって丁度よい湯量が違うと思いますが、8割の160ℓに減らすだけでも月200~300円ほどの節約になる計算です。

お湯の溜めすぎ対策

自動でお湯張りをしてくれる給湯器の場合

溜める湯量を設定できる機能がついていると思いますので、湯量の設定を変更して下さい。

手動でお湯を張るタイプのお風呂の場合

自分で水を止めないといけない場合は、お湯を張っているのを忘れて溜めすぎたり、溢れさせてしまったりと水を無駄にしがちですよね。

既定の水位にお湯が達したらブザーでお知らせしてくれる便利グッズを利用すれば、止め忘れや溜めすぎを防止出来ますよ。

シャワーの使い方を見直して節約

浴槽の水を極力利用する

浴槽に水を溜めている場合はシャワーを使わず浴槽の水を使うのが一番の節約になります。

全くシャワーを使わないのは髪が長い場合などは大変ですが、浴槽の水で泡をある程度落としてからシャワーですすぐだけでもシャワーの使用時間を減らせます。

また、体はかけ流しやすいので浴槽のお湯でも流せますよね。

ボディタオルなども1度浴槽のお湯で泡をある程度落とし、すすぎにシャワーを使えば節水になります。

洗う順番を工夫する

頭・体・顔と全て一通り洗ってから頭から流すようにすると、頭をすすぎ終わる頃には顔も体も泡がほとんど落ちるのでシャワー時間が短縮できますよ。

男性は上記のような方法で洗える方が多いと思いますが、女性はクレンジングやコンディショナーなど工程が多くなりがちなので1回で全てを終えるのは難しいですよね。

私はクレンジングを流す際に頭からシャワーで流して髪も濡らしたり、体→顔と洗って出来る限りまとめて流しています。髪が短い場合はコンディショナー→体→顔などまとめて流せそうですね。

シャワーの使用時間を短縮した場合の節約効果

1人当たりのシャワー時間は個人により差があると思いますが、ここでは1人世帯はシャワーのみで済ましている人が多いと仮定して計算していきます。

  • 1人世帯のお風呂の水使用量:3.28㎥/月
                  0.109㎥/日
  • 1分間の水使用量:12ℓ

分かりやすいように節約前のシャワー時間は10分として計算をしました。

使用時間別シャワーの水道代(単位/円)
※単価:世帯人数ごとの平均使用水量を元に算出。横軸はシャワー使用時間。
世帯人数
単価/ℓ
10分120ℓ 8分96ℓ 5分60ℓ 3分36ℓ
1日分 30日分 1日分 30日分 1日分 30日分 1日分 30日分
1人
0.19円/ℓ
22.8 684 18.2 547.2 11.4 342 6.8 205.2
2人
0.22円/ℓ
26.4 792 21.1 633.6 13.2 396 7.9 237.6
3人
0.23円/ℓ
27.6 828 22 662.4 13.8 414 8.3 248.4
4人
0.25円/ℓ
30 900 24 720 15 450 9 270
5人
0.26円/ℓ
31.2 936 25 748.8 15.6 468 9.4 280.8

1人がシャワーを10分使用すると120ℓ。2人以上だと浴槽1杯以上の水を使用していることに!

シャワー時間を3分に収めるのは難しいかもしれませんが、シャワーの使用時間を2分短縮するだけでも30日で1人約137円、5人家族なら約187円の節約になります。

Ricca
Ricca

すぐ使うからと体や髪を洗っている間についつい出しっぱなしにしているシャワーは、こまめに止めて節約を意識するように家族にも協力してもらうようにしたいですね。

シャワーの水使用量を減らした場合の節約効果

シャワーの勢いを弱め1分間に流れる水量を減らした場合の節約効果を計算します。

10分間の使用水量別シャワーの水道代(単位/円)
※単価:世帯人数ごとの平均使用水量を元に算出 。横軸は1分間に流れる水量。
世帯人数
単価/ℓ
12ℓ(全量) 9ℓ(2/3量) 6ℓ(1/2量) 4ℓ(1/3量)
1日分 30日分 1日分 30日分 1日分 30日分 1日分 30日分
1人
0.19円/ℓ
22.8 684 17.1 513 11.4 342 7.6 228
2人
0.22円/ℓ
26.4 792 19.8 594 13.2 396 8.8 264
3人
0.23円/ℓ
27.6 828 20.7 621 13.8 414 9.2 276
4人
0.25円/ℓ
30 900 22.5 675 15 450 10 300
5人
0.26円/ℓ
31.2 936 23.4 702 15.6 468 10.4 312

シャワーの使用量を2/3量に減らすと、1人ひと月約200円の節約に!5人家族だと、ひと月1000円以上の節約になる計算です。

シャワー水使用量の節約には節水シャワーヘッドが便利!

水の使用量を減らすと水圧が下がってしまうので、使いづらい・物足りないなど不満があるかもしれません。

我が家も何度お願いしても旦那が勢いよく出して使うので節水シャワーに取り換えました。

水圧を変えず水量を抑えるシャワーヘッドに取り換えれば、普段通り使っても節約になるのでお互いストレスにもならず便利ですよ。

シャワー時間・水使用量をともに減らした場合の節約効果

シャワー時間を10分間から8分間へ、水使用量を1分間に12ℓから9ℓへ減らした場合の節約効果を計算します。

世帯人数
単価/ℓ
10分間に12ℓ/分 8分間に9ℓ/分 節約効果
1日分 30日分 1日分 30日分 1日分 30日分
1人
0.19円/ℓ
22.8 684 13.68 410.4 9.12 273.6
2人
0.22円/ℓ
26.4 792 15.84 475.2 10.56 316.8
3人
0.23円/ℓ
27.6 828 16.56 496.8 11.04 331.2
4人
0.25円/ℓ
30 900 18 540 12 360
5人
0.26円/ℓ
31.2 936 18.72 561.6 12.48 374.4

上記の表は1人当たりの節約金額なので、5人家族ではひと月で約1900円節約出来る計算になりますよ!

お風呂での水道代の節約効果~我が家の場合~

夫婦2人暮らしの我が家の場合で節約効果を計算してみました。

  • 水道料金は2人暮らしの単価0.22円/ℓで計算

浴槽の湯量を節約した結果

我が家は寒い時期・日でなければ浴槽の湯量を120ℓとかなり少なめに設定しています。

この量は浴槽の6分目程なのでかなり少ないです(半身浴ならちょうど良いかな)。肩まで浸かるには横たわるようにしないと浸かれませんが、私たちは特に気にならなかったのでこの設定にしています。

浴槽湯量:200ℓの場合

  • 1日  :44円
  • 30日:1320円

浴槽湯量:120ℓの場合

  • 1日  :0.22円×120ℓ=26.4円
  • 30日:26.4円×30日  =792円

浴槽湯量を減らした節約効果

  • 1日  :44円-26.4円  =17.6円
  • 30日:1320円-792円=528円

全量200ℓの6割ほどの湯量なので節約効果も比例して高くなりますが、おそらく7~8割はお湯を入れてゆっくり浸かりたいと思う人が大半だと思いますので、ここまで減らすのはおすすめはしません。

節約とはいえ1日の疲れを癒すお風呂はゆっくり浸かりたいと思いますので、家族と丁度良い湯量を相談して決めて下さいね。

シャワーの節水をした結果

私は肩より少し長いセミロング、旦那は毛先が肩に着くか着くないかの男性にしてはロングの髪の長さで、シャワー使用時間は旦那が約5分・私が約8分でした。

シャワーの使い方は『シャワーの使い方を見直して節約』で紹介したような感じです。節水シャワーは約40%節水効果がある下記の商品を使用しています。


SHOP 節水シャワーヘッド レイニーベーシック RAINY BASIC 三栄水栓製作所

シャワーの節約条件は、シャワー時間が2人合計20分→13分・シャワー水量が12ℓ/分→7.2ℓ/分となります。

節約前のシャワーの水道代

  • 1日  :26.4円×2人分=52.8円
  • 30日:792円×2人分 =1584円

節約後のシャワーの水道代

  • 1日  :7.2ℓ×13分×0.22円/ℓ=20.592円
  • 30日:20.592円×30日=617.76円

シャワーの節約効果

  • 1日  :52.8円-20.592円=32.208円
  • 30日:1584円-617.76円=966.24円

節水効果40%の手ごろな価格の節水シャワーヘッドでもひと月で1000円弱の水道代節約になっていることが分かりました。

節水効果が50%~70%以上の商品を奮発して購入しても本体以上の節約が期待できそうですね。

お風呂での節約効果は『1か月約1500円』!

我が家の場合は、浴槽の節約金額:528円+シャワーの節約金額:966.24円=1494.24円となり、1か月で約1500円の節約になっているようです。

水道料金は2か月に1度の請求なので請求金額で考えると約3000円の節約ですね。思ったより節約効果が大きくびっくりしました。

2人暮らしの2か月の平均水道料金が約7000円のところ我が家は2か月で4000円前後なので、計算通りに節約効果が大きく出ていると言えそうです。

家族の人数が多いほど節約効果は大きくなるので、お風呂の節約を家族でぜひ検討してみて下さいね。