節約効果が高いのはどっち?保温とレンチンの炊飯器の電気代を計算! | H O P S T E P S H U F U
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節約効果が高いのはどっち?保温とレンチンの炊飯器の電気代を計算!

水道光熱費の節約

炊飯器で炊いた後のご飯の保存はどうしていますか?

以前は炊飯後食べきるまで炊飯器でそのまま保温をしていたのですが、保温するよりもレンジで温め直す方が電気代がかからないと知って、節約のために食事の度にレンジでチンすることに。

しかし、『冷凍するのにタッパーへ詰める→粗熱が取れるまで待つ→冷凍する→食事のたびにレンジで温める』という工程がズボラには少々面倒に感じることが…。

「実際どのくらい差があるのだろう?そんなに変わるのかな?あまり変わらないなら面倒だから保温でいいや」と思い、炊飯器にかかる電気代を具体的な数値を用いて計算してみました。

実際の節約金額が分かると節約をするモチベーションが高まりますよ。

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炊飯器の電気代を計算するにあたって

炊飯器の電気代計算に使用した機種は象印の『NP-VZ10(5.5合炊き)』です。

 

商品仕様

品番 NP-VZ10
1回当たりの炊飯時消費電力量
※エコ炊飯メニューの電力量
156Wh
1時間当たりの保温時消費電力量 15.0Wh
1時間当たりの待機時消費電力量 0.96Wh

※エコ炊飯:消費電力量をおさえてご飯を炊き上げます。少しかために炊き上がります。白米(ふつう)の場合は199Wh。

炊き上がりまでの時間の目安(普通の米の場合)

  • 白米(ふつう):約46分~53分
  • エコ炊飯  :約53分~60分

出典:画像「IH炊飯ジャー NP-VZ型|商品情報|象印」より借用     
商品仕様表「NP-VZ10/NP-VZ18の取扱説明書」より一部抜粋して編集

消費電力量

  • 炊飯1回
    白米ふつう:0.199kWh
    エコ炊飯 :0.156kWh
  • 保温時  :0.015kWh
  • 待機電力 :0.00096kWh

その他の算出条件

  • 電気料金:1kWh=27円
    ※新電力料金目安単価

炊飯器にかかる電気代

前出の条件から炊飯1回・保温1時間・待機電力(1時間分)の各電気代を計算していきたいと思います。

  • 炊飯1回の電気代(白米ふつう)
    0.199kWh×約0.88h×27円=4.72824円
  • 炊飯1回の電気代(エコ炊飯)
    0.156kWh×1h×27円=4.212円
  • 保温1時間の電気代
    0.015kWh×1h×27円=0.405円
  • 1時間の待機電力電気代
    0.00096kWh×1h×27円=0.02592円

保温&温め直し&都度炊きはどれが電気代の節約になるのか

炊飯器はどのような使い方をするのが節約になるのか電気代を計算して検証していきます。

  • ご飯を食べるのは朝・晩の2回
  • 食事と食事の間は12時間とする

保温の場合の炊飯器の電気代

朝か夜に炊飯をして翌食事までの12時間、炊飯器で保温をする場合の電気代です。※待機電力は保温時間+炊飯1時間以外の11時間で計算。

炊飯1回の電気代(白米ふつう)

  • 炊飯1回 :4.72824円
  • 保温:
    0.405円×12h=4.86円
  • 待機電力:
    0.02592円×11h=0.28512円

4.72824円+4.86円+0.28512円=9.87336円

炊飯1回の電気代(エコ炊飯)

  • 炊飯1回 :4.212円
  • 保温:
    0.405円×12h=4.86円
  • 待機電力:
    0.02592円×11h=0.28512円

4.212円+4.86円+0.28512円=9.35712円

1度冷凍→温め直しの場合の炊飯器の電気代

続いて、炊飯後に残りを冷凍保存し翌食事時にレンジで温め直す場合です。※待機電力は炊飯1時間以外の23時間で計算。

レンジでの温めは「600Wで2分」温めると想定しレンジの電気代を計算しています。

炊飯1回の電気代(白米ふつう)

  • 炊飯1回 :4.72824円
  • 待機電力:
    0.02592円×23h=0.59616円
  • レンジ:
    0.6kW×2/60h×27円=約0.5346円

4.72824円+0.59616+0.5346円=5.859円

炊飯1回の電気代(エコ炊飯)

  • 炊飯1回 :4.212円
  • 待機電力:0.59616円
  • レンジ :約0.5346円

4.212円+0.59616+0.5346円=5.34276円

毎食ごとに炊飯をする場合の電気代

最後に毎食ごとに炊飯をする場合の電気代です。※待機電力は炊飯2時間以外の22時間で計算。

炊飯1回の電気代(白米ふつう)

  • 炊飯2回:
    4.72824円×2回=9.45648円
  • 待機電力:
    0.02592円×22h=0.57024円

9.45648円+0.57024円=10.02672円

炊飯1回の電気代(エコ炊飯)

  • 炊飯2回:
    4.212円×2回=8.424円
  • 待機電力:0.57024円

8.424円+0.57024円=8.99424円

結果:炊飯器の電気代が節約になる順番は?

  白米ふつう エコ炊飯
温め直し 5.859円 5.34276円
保温 9.87336円 9.35712円
都度炊き 10.02672円 8.99424円

計算上ではレンジで温め直すのが断トツで節約になるという結果に!

また、炊飯モードによって保温と都度炊きどちらが節約になるかが変わってくるようです。それを考えると炊飯器の保温は思ったよりも電気代がかかっているようですね。

期間別では炊飯器の電気代の差はいくらになる?

1日の電気代の差では金額が小さすぎて、いまいちピンとこなかったので1か月・1年単位で比較してみました。

白米ふつう炊飯の場合

  1日 1か月(30日) 1年(365日)
温め直し 5.859円  175.77円 2138.535円
保温 9.87336円  296.2008円 3603.7764円
 都度炊き 10.02672円  300.8016円 3659.7528円

エコ炊飯の場合

  1日 1か月(30日) 1年(365日)
温め直し 5.34276円  160.2828円 1950.1074円
保温 9.35712円  280.7136円 3415.3488円
 都度炊き 8.99424円  269.8272円 3282.8976円

電気代の差は1日で約5円・1か月で最大約140円・1年では最大約1700円になります。炊飯器1つの電気代と考えると思ったよりも差があると感じました。

人数が多くレンジ温めに600Wで5分かかるとしても『0.6kW×2/60h×27円=約1.35円』なので、3.5時間以上炊飯器で保温をするならレンジで温め直す方が電気代を抑えられますよ

もっと炊飯器の電気代を節約するなら待機電力をカット!

炊飯器の待機電力は微々たるものですが、リモコン操作をするなど常時待機状態であって欲しい家電ではないので無駄な電力ですよね。

待機電力をカットすることでいくら節約になるのか計算してみました。

  1日 1か月(30日) 1年(365日)
温め直し 0.59616円  17.8848円 217.5984円
保温 0.28512円  8.5536円 104.0688円
 都度炊き 0.57024円  17.1072円 208.1376円

使っていない時も1か月あたり10~20円ほどの電気代がかかっているという結果になりました。

炊飯器はタイマー予約を利用する場合以外は電源が入っていなくても特に問題ないと思いますので、使う時以外はコンセントをこまめに抜いておくと節約になりますよ。

時刻でタイマー予約をする場合は時計が狂っていて予定の時間に炊けてない!ということになりかねないので電源は入れたままの方が良いと思います。

炊飯器の電気代節約にあると便利なアイテム

電気代が節約になるといっても、節約するのに手間がかかると面倒になりおろそかになってしまいますよね。

面倒くさがりな私が炊飯器の電気代節約に利用していて便利だと感じているアイテムを紹介します。

待機電力を簡単にカット『節電タップ』

炊飯器をキッチンボードなどの引き出し収納棚に置いている場合など、コンセントの抜き差しがしにくいことがあります。

そもそも、いちいちコンセントを炊飯のたびに抜き差しするのは面倒(という私のようなズボラさんも多いはず)ですよね。

使っている家庭も多いかもしれませんが節電の王道『個別スイッチ入りの節電タップ』を利用するとスイッチを切り替えるだけなので簡単です。

我が家では炊飯器・ケトル・トースター・その他一時的に使うもの(ハンドミキサーなど)用として使用しています。

ご飯を効率よく温められる『ご飯用冷凍保存タッパー』

我が家では余ったご飯を冷凍保存しレンジで温め直す際に当初はラップを利用していましたが

  • ラップがもったいない
  • 保存するご飯の量が均等にならない
  • 1膳分ごとにラップを切るのが面倒
  • 釜を平らな場所に移さないと包みにくい
  • 温めすぎると熱くて持てない・安いラップだと熱でラップ同士がくっつく

などなど、色々と手間や問題があったので、今はご飯用の保存容器を使っています。

SHOP キチントさん ごはん冷凍保存容器 一膳分(5コ入)

1膳用の保存容器は色々と売っているのですが「キチントさん ごはん冷凍保存容器 一膳分(5コ入)」が使いやすくおすすめですよ!

おすすめポイント!

  • 底部分が凸構造になっていて中まで均等に温まる・温め時間が短くて済む
  • 食器洗浄機で洗える
  • 重ねて収納できるのでかさばらない

底が凸ではないご飯用の保存容器もあるのですが、同じワット数・加熱時間で温めても中まで完全に温まらないので凸構造が効いているようです。

紹介した1膳用で大体0.5合分が保存できます。他にも「キチントさん ごはん冷凍保存容器 大盛 375mL(4コ入)」や「キチントさん ごはん冷凍保存容器 小盛 130mL(5コ入)」などもあるので、家族の食べる量に合わせて揃えられますよ。

大人数のご飯をまとめて保存・温めるなら『レンジ対応おひつ』

1膳用の保存容器は少人数の家庭など温める数が少なければ便利ですが、大人数になると洗い物が増えてしまうなど手間が多くなるのでかえって面倒です。

毎食皆で食事を取る場合は、まとめて保存・温め出来る方が洗い物も手間も少なくて済みますよね。


SHOP スケーター 専用ポンプ付き 真空おひつ(3合用)電子レンジ対応 食洗器対応

  • 真空保存で酸化・変色を抑えてくれる
  • 電子レンジ・食器洗浄機が使用可能
  • 真空に出来るので真空調理が出来る
  • スノコが付いているので蒸し調理にも使える

こちらのおひつはご飯の保存・温めだけでなく、真空調理や蒸し調理もレンジを使って出来る優れものです。用途が1つに限られないのはうれしいですよね。

多かった口コミ評価(内容)

  • 炊飯器で保温よりもご飯が美味しく食べられる
  • 保存から温めまで1つで出来るので便利
  • 他の調理も美味しく出来た

炊飯器で保温するとご飯が黄ばむ・パサつくなど不満があった方、ラップでの保存が面倒・2回ほどで食べきるから冷凍するほどでもないなど余ったご飯の保存方法に悩んでいた方などに特に人気のようで、口コミ評価も良かったです。

また、保存容器と違い食べたい量を調整できるのも便利とのことでしたので、大人と違い食べる量がまちまちになってしまう小さいお子さんがいる家庭でも活躍してくれそうですね。