寒さが和らいできて気温的には過ごしやすくなってくる春先。陽気と反比例して「花粉の季節」で憂鬱な方も多いのではないでしょうか。
私は症状が気になり始めた頃にアレルギー検査をした結果、スギ(クラス4:高重症)・ヒノキ(クラス3:重症)の花粉アレルギーであることが判明!毎年2月~ゴールデンウイークの頃まで花粉対策が欠かせません。
私はクラスの割には症状が軽い方と思われ、薬を飲まないと日常生活がままならないという訳ではありません。花粉対策を行えば薬を飲まなくても過ごせる程度なので、アレルギー検査をした時以外は病院に行かずに花粉時期を過ごしています。
こちらの記事では「花粉対策に効果があったもの・こと」を紹介していますが、効果には個人差もあると思いますので、日常生活に支障があるほど症状が重い場合は病院で診てもらい医師の指示に従って下さいね。
屋内での花粉対策
屋内の花粉対策として有効なのは「玄関に入る前に上着をはたき花粉を落とす」「洗濯物は室内干しにする」「布団も外干しではなく布団乾燥機を使用する」など、少しでも家の中に花粉を入れないことです。
と言っても全く花粉が入らないようにするのは不可能、洗濯物や布団は晴れているなら私は天日干ししたいので、少しでも花粉症の症状が和らぐように工夫している対策方法を紹介します。
洗濯・布団を干す時にしていること
洗濯物や布団を外干しにして何も対策をしないと、当然ですが洗濯物を畳む時・寝る時にくしゃみが止まらない&鼻がグズグズになります。そのため、気休めかもしれませんが花粉対策をして少しでも症状が少なくなる様に気を付けています。
布団カバーはなるべくツルっとした素材のものにする
花粉対策として外出時の上着もウールやコーデュロイなどの凹凸や毛羽のある素材よりも、花粉が付着しにくい綿など凹凸が少ない素材のものを選ぶことを推奨していますよね。
冬用に毛布素材や起毛の布団カバーを使っている場合は、花粉が飛び始める時期になったら綿などのツルっとした素材の布団カバーに変える方が花粉の付着を防げます。
わが家でも花粉時期は綿素材でよりツルっとした素材の布団カバーを付けて、取り込む前に布団たたきで表面の花粉を払い落としてから取り込むようにしています。
それでも干した当日は寝る時にくしゃみをすることが多いので、より布団に花粉を付着させたくない場合は「布団カバー」もあるので検討してみて下さいね。
洗濯物はなるべく花粉を落としてから取り込む
時間がある時はなるべく外で1枚ずつパタパタと花粉を落とすように振ってから、時間がないときはピンチや連結ハンガーなどにかけたまま、ザっと全体的にはたいてから部屋の中に取り込んでいます。
これをするだけでも畳んでいる時の鼻のむずむず感・くしゃみ回数が減るので効果はあるのだと思います。
わが家は2人分なので洗濯物が少ないですが、洗濯物の枚数が多くてそんなことやっていられない!という場合は、布団同様に洗濯物用のカバーが売っているので、付着しないようにする方が楽だと思います。
屋根のないベランダ干しの場合は急な雨や紫外線からも洗濯物を守ってくれるので、通年を通して使用できますよ。
空気清浄機をつける
空気清浄機は安い買い物ではないし場所も取るため、それに対する効果が本当にあるのかと疑問に感じて購入を悩んでいる人も多いと思います。
私が初めて空気清浄機を使ったのは実家にいる頃で『イオニックブリーズ』の空気清浄機でした。「本当に効果あるのかな?」という気持ちで試しに使ってみたところ、花粉で鼻がむずむずしていたのが改善したので「ちゃんと効果あるんだな」と感心した記憶があります。
イオニックブリーズの空気清浄機はスリムな形状で邪魔になりにくく、重さも軽いので好きな場所に楽に移動が出来ます。
また、掃除機でのお手入れや交換の必要があるフィルター方式ではなく、埃や花粉を集塵版という金属部分に吸着する方式となっており、お手入れは汚れた部分を拭くだけなので簡単です。
実家で使っていた頃、使用中に何か不思議なにおいがすると思っていましたが、どうやら消臭のために発生してるオゾンのにおいだったようです。現在はオゾンのにおいを軽減するための改良もされているようなので、私が使用していた時よりはにおいが気になりにくくなっていると思います。
空気清浄機の効果は実感済みだったので、結婚後も自宅用に空気清浄機を購入。購入したのはシャープの加湿空気清浄機です。
ハウスダストアレルギーもある私は毎日就寝時に使用していますが、朝起きて喉が痛い・鼻詰まりの症状が無くなりました。
ベッドを整えるのに布団をバサバサしているとセンサーが反応するので集塵されていると感じます。また、リビングに置いて料理をした際は、換気扇をつけてキッチンから3~4メートル離れた場所に置いていましたがニオイセンサーがしっかり反応していましたよ。
花粉症以外のアレルギー症状がない場合は安いものではないので躊躇するかもしれませんが、花粉対策に効果は高いのでぜひ検討してみて下さいね。
エアコンの空気清浄機能で代用できる?
リビングは空気清浄機能付きのダイキンのエアコンにしましたが、エアコンだと送風になるため肌寒い季節だとつけると寒いのが難点です。
また、エアコン本体の設置個所は天井付近が多いと思いますので、床付近に溜まりがちな花粉・ほこりを吸い取り空気をきれいにするには床置きの空気清浄機の方が効果が高いような気がします。
とはいえ、全く効果を感じないわけではないので、1年中空気清浄機をかける必要性を感じない・大きな空気清浄機は邪魔という場合は、エアコンに空気清浄機能がついているものを選ぶのも手だと思います。
花粉時期におすすめな空気清浄機の使い方
徹底的に花粉を排除したいのであれば室内干しの前から空気清浄機を稼働し、室内の花粉を減らしてから室内干しをすると洗濯物に花粉が付くのを最小限に抑えられるそうですよ。
私は外干しをしていますが、取り込むときに1枚1枚はたく時間がない時は取り込んだ洗濯物の近くで空気清浄機を稼働してしばらくおいています。
わが家で使っているシャープの空気清浄機は「花粉モード」があるのでこの時は花粉モードで稼働していますが、私の場合は何もしないよりは畳む時に症状が出にくいので試してみて下さいね。
屋外での花粉対策に効果があったもの
花粉対策用メガネ
目がかゆいなど目の症状がある場合は、メガネフレームにカバーが付いている花粉対策用のメガネがおすすめです。
普通のメガネだと気休めにはなっているのかな?という程度の効果ですが、花粉対策用のメガネをつけると目の症状が出にくく体感的にも楽だと感じます。
目への花粉付着予防にメガネ自体が有効であることは「環境省 花粉情報サイト内『花粉症環境保健マニュアル』」にも記載されていますよ。
<メガネ>
実験では通常のメガネでも、メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ
40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少します。
花粉の飛散している季節にコンタクトレンズを使用すると、コンタクトレンズによる刺激が
花粉によるアレルギー性結膜炎の症状を悪化させる可能性があるため、メガネに替えた方がよ
いと考えられています。
花粉対策メガネは今は100均でも取り扱っていて、ファッション雑貨店などでも1000~2000円ほどで売っていますが、使い心地や機能を考えるとZoffの飛沫・花粉対策メガネ『Zoff PROTECT 』がおすすめですよ。
SHOP 選べる3つの飛沫・花粉対策メガネ「Zoff PROTECT」
『Zoff PROTECT 』は価格が税込3300円と雑貨店などよりも少し高いですが、「曇り止めレンズ」「鼻・耳部分が自分で調整可能」などの機能が付いています。
私は花粉対策メガネをZoffと悩んだ結果、雑貨店で税込1650円で購入しましたが、試着で1番しっくりくるものを選んだにもかかわらず、2~3時間着けていると耳にかける部分の当たり具合が合わないようで痛くなって着けていられません。
また、マスクの影響でメガネが曇り、呼気で滲んだマスカラがレンズに付着して黒く汚れてしまう始末!差額が倍とはいえ、1650円差ならZoffのメガネを買っておけば良かったと後悔しました…。
旦那は300円ショップで購入した花粉対策メガネでも特に問題ないようですので、一概に安いから・メガネ店じゃないからダメという訳ではないと思いますが、近眼などで普段メガネを常用している場合は矯正用のメガネと着け心地が全然違うので気を付けた方が良さそうです。
コンタクトレンズを着けるなら「1日使い捨てレンズ」
前述の「環境省 花粉情報サイト内『花粉症環境保健マニュアル』」にも記載がありますが、基本的には花粉の季節の間はコンタクトレンズではなくメガネの使用が推奨されています。
それでもコンタクトレンズを使う場合は、毎日新しいものを使う1日使い捨てにした方が良いとのことだったので、私は普段ハードコンタクトですが花粉の時期は1日使い捨てレンズを使用しています。
コンタクトレンズを購入するなら眼科で処方箋を出してもらって、ネットで購入するのが節約になりおすすめですよ。
鼻の花粉対策「アレルシャット 花粉 鼻でブロック」
以前働いていた職場で花粉症の症状が酷い同僚に「効果があったからおすすめ」と教えてもらいました。
製品の特長
●花粉・PM2.5・黄砂・ハウスダストをブロック!
クリームの高密着フィルター効果で花粉をキャッチ!鼻の中にしっかりとどまり、花粉・PM2.5・黄砂・ハウスダストの吸入を防止します。
※花粉・PM2.5・黄砂・ハウスダストの侵入を完全に防ぐものではありません。
※使用状況によっては充分な効果が得られない場合があります。
(塗りムラ、花粉・PM2.5・黄砂・ハウスダストの量が過剰なとき、鼻汁量が過剰なとき)
※屋内での吸入再現装置を用いた花粉吸入抑制試験による。
自社調べ(外部機関による試験実施)
※本品の使用と併せて、マスクの着用等の対策を行うとより効果的です。●マスク代わりに
鼻の中に塗るので目立たず、化粧崩れの心配もありません。
●眠くならない!
身体に作用しないので、眠くなりません。妊娠中の方やお子様も安心して使用できます。
●医薬品ではありません
●香料・着色料・保存料は一切使用していません
使い方は綿棒などに1cmほど出し、鼻の中にまんべんなく塗るだけなので簡単です。
私は花粉症特有のサラサラの鼻水が止まらないという症状はなかった(※風邪の時の鼻詰まり様な症状だった)ため、朝塗っておけば夕方退勤するまで過ごせていましたが、使用方法に『約4時間ごとに1日3~5回塗って下さい』とあるのでお昼休みなどに塗り直すのが良さそうです。
サラサラの鼻水が出てしまう同僚は持ち歩いていてお昼に塗り直していました。
使ってみて良かった点
マスクが出来なくても花粉対策が出来る
2021年現在はマスク必須の世の中なので今はこの点はメリットにならないですが、接客業などマスクがしたくても出来ない場合でも花粉対策が出来るのが最大のメリットだと思います。
アレルシャットを教えてもらった当時は花粉時期でも仕事中はマスク禁止だったので、鼻水・くしゃみを抑えるのにかなりお世話になりました。
また、飲食をするのにマスクを外しても症状が出にくい点も便利だと感じましたよ。
花粉症の症状が軽い場合はアレルシャットだけでも過ごせるかもしれませんが、完全に花粉を防げるわけではないのでマスクが出来るならマスクと併用した方が良いと思います。
化粧に影響がない
花粉対策にまぶたや鼻の穴の周りに白色ワセリンを塗る方法も良いそうですが、メイクした上からワセリンを塗るので化粧がよれたり崩れたりしないように気を付けないといけません。※ワセリンに花粉をくっつけるのが目的なので上から化粧をしては効果がなくなってしまいます。
アレルシャットは綿棒で直接鼻の中に塗れるので、メイクを崩すことなく簡単に塗れて便利でした。
塗りやすい
アレルシャットはチューブ状の容器から歯磨き粉のように出して使えるため必要な量が出しやすく、先端も細くなっているので塗りやすいように綿棒に出すことが出来ます。(下記画像の通り)
小さいサイズなので持ち歩きにも便利
きちんと効果を持続させるためには使用方法通りに塗り直しが必要なため、仕事などで長時間外出する場合は持ち歩く必要があります。
塗り直しのために持ち歩くのにアレルシャットは小さいチューブ状なので、ポーチに入れても邪魔にならない大きさです。綿棒と一緒にチャック付きポリ袋に入れておけばサッと取り出して塗り直せますよ。
眠くならない
アレルシャットを知る前、鼻の症状対策に鼻炎薬を使用したことがあるのですが、体に合わなかったようで仕事中に眠くなってしまって大変だったことがありました。
デスクワークではなかったため眠ってしまうことはありませんでしたが、眠気でボーっとしてしまったので眠くならず花粉対策が出来るのは良い点だと思いました。
気を付けた方が良い点
塗る前に鼻を拭いて(かんで)おく
鼻の中に鼻水がなければそのまま塗って大丈夫ですが、鼻水が残った状態で塗ると混ざってしまうので効果も塗り終えた綿棒も微妙な状態になるので注意して下さい(汚くてすみません…)。
かむだけでなくティッシュで中まで拭いて鼻の中に水分がない方がクリームの付きが良く、肌に密着する分効果もある様に感じました。
塗った後は鏡でよくチェックする
綿棒などを奥に入れ過ぎないように注意は必要ですが、あまり鼻の穴の入り口付近ギリギリに塗ると、クリームがテカって鼻水が垂れてるように見えるので注意して下さい。塗った後に鏡で確認することをおすすめします。
鼻の花粉対策「白色ワセリン」でも代用可能
アレルシャットは効果はあるものの価格が高めなのがネックだと感じていた時に、ワセリンも同じような使い方で花粉症対策に効果があると知り、持っていた白色ワセリンで試してみました。
使い方はアレルシャット同様、綿棒に取り鼻の中に塗り込むだけです。結果、私はワセリンでも十分効果を感じられたため、ひとまずワセリンが無くなるまではワセリンを使うことにしました。
ただ、私が持っていたワセリンは軟膏容器に入っているタイプだったので、綿棒ですくうようにして使っているのですがアレルシャットのように平たくは取れません。
たいした問題ではないのですが、鼻の中に入れる時に綿棒の頭部分からはみ出している部分が多いため、鼻の穴の入り口についてしまわないように気を付ける必要があります。
リップチューブに入っているワセリンも売っているので、持ち歩きしたい場合や試しに使ってみたい場合はリップチューブタイプの方が便利だと思います。
ワセリンを花粉症対策に使用する場合は、黄色ワセリンと呼ばれる黄色味を帯びた色のワセリンよりも、純度の高い白色ワセリン以上のものを使用する方が刺激やかぶれなどを起こしにくいそうです。
私の場合は黄色ワセリンを鼻腔に使用した時もかぶれなど肌トラブルは起きませんでしたが、肌が弱い・敏感な方は白色ワセリンも安価なのものがあるので白色ワセリンで試してみるのが安心だと思います。
花粉症の症状は辛いですが自分に合った対策方法を見つけて快適に過ごしたいですね